きほんの種まき ポット上げ編

そもそも!
ポット上げって何?
という感じですが
言い方は違えども植え替えのことです
種から育てていた植物を
ビニールポットに植え替えるときの
言い方です
鉢上げとも言ったりします
さらに大きくよい苗に育てるために
まさに!必要な作業といえます
というわけで!
今回は、種まきの後に行う
ポット上げについて紹介します
以前、セルトレイへの種まきを
紹介しましたが
こちらの続きともなっております
この記事でわかること
・セルトレイからポットへ植え替える方法
・その後の管理方法
ポット上げに必要な道具
まずはこの道具があれば作業しやすい!
というものをご紹介!

※代可は代用が可能なもの
セルトレイで育った苗
これが今回の主役
草花用の土
市販の草花用の培養土が使いやすい
元肥が入ってるものが楽ちん
もちろん
自分で配合した土でもいいです
土入れ
土を入れるのにとても便利
ビニールポット
植物の新しい植え替え場所
サイズもさまざまだが
3号サイズが一般的
※3号より上のサイズは大きすぎるので避ける
ピンセット
園芸用の大きめのものがおすすめ
なければ割りばしなどで…
育苗トレイ
多くの苗をまとめて移動や水やりがしやすい
受け皿
作業中、土が散らからないように下に敷く
新聞紙等でもOK
ポット上げをする前に…
なんとなくポット上げをしよう~
ではなく!
まずはポット上げできる状態か
苗を確認しましょう
ポイントは根の状態です
まずは簡易的にセルトレイの下から
覗いてみます

セルトレイの底の穴から
根が出始めていることが
確認できましたので
そこそこ生長していることが予想できます
さらに確認するため
この時点で根がどれほど張ってるか
ピンセットを使い
試しにセルトレイから苗を抜いてみます
画像の場合だと
根が株全体にそこそこ回っており
持っても土が崩れません
以上から
ポット上げが可能な状態と判断できます
逆に根が回っておらず
ピンセットで株を持ち上げると
土が崩れてしまいそうなら
ポット上げのタイミングではない
といえます
その場合は
もう少し生長するまで待ちましょう
ポット上げ前の確認ポイント
・根が全体にそこそこ回っている
・ピンセットで持ち上げても苗が崩れない
ポット上げの方法と手順
ここからはポット上げの方法を解説します
寄せ植えなどをよくしていれば
やり方はほとんど同じなので
それほど苦労せずにできるはずです
植え替え対象が少し小さいだけです
①ポットに少し土を入れる

まず最初にポットに土を少しだけ
入れておきます
具体的には
ポットの底から約1/3の高さまで
土を入れます
その理由として
苗を植えたときの高さが
ポットの縁から5㎜ほどの空間
(ウォータースペース)が
とれるくらいの高さだからです
この作業も慣れてきたら
感覚でわかってきます
②苗をポットに植える

1、苗をセルトレイから
苗を崩さないよう慎重に抜きましょう!
2、苗を先ほど土を少し入れたポットに置く
3、苗が倒れないよう支えながら
土を入れていく
→この時、苗がポットの中央にくるように
してると見栄えがいいです

4、画像のように苗を軽くトントンして
ポット内の見えない空間に
土をしっかり行きわたらせて完成!
以後、他の苗も同じ要領で
ポット上げを行います
忘れがちですが
ラベルもお忘れなく!

少しでも効率よくしたい場合
セルトレイへ種をまくことは
つまり
たくさんポット上げが必要となります
前述の方法は
丁寧にポット上げをした場合のため
大量にある場合は
一つずつ抜いて、土入れてと
作業するのは少々時間がかかります
そこで
少し時短できる植え方もご紹介します
→作業をひとまとめにすると効率的です
まず事前に
作る分のポットを用意しておきます

1、すべてのポットに土を
ポットの8分目まで入れておく
2、すべてのポットの中央に
苗が入る程度の穴を掘る

3、掘った穴に苗を置く
4、苗の周りの土を軽くおさえ
株を安定させて完成
この方法では
土を入れる作業を省き
前述の方法よりも効率よくできます
注意点としては
根をおさえつける形になるので
おさえすぎに注意しましょう
また苗を抜いて根がむき出しの状態が長いと
根が乾燥して痛むので気をつけます
どちらの植え方がいいとかはないですが
慣れた方法や好みの方法で
行うのがいいでしょう
ポット上げ後の水やり

種まき直後では
底から水を吸わせる底面給水でしたが
今回のようなある程度育った苗は
ポットの上からシャワー状の水を
あふれない程度にたっぷりあたえます
その後、放っておくと
水がポットの底からス~っと
抜けていきます
抜けた後に
再度、同じように水やりします
このように水やりを
2、3回繰り返すことが
ポイントです
1回の水やりだけだとどうしても
ポット内に水が浸透しないことが
多いので、何度か水やりします
置き場所
ポット上げの影響で少なからず
根にダメージがあると考えられるので
ポット上げ後2、3日は
直射日光の当たらない明るい場所で
管理します
その後は日当たりのよい場所へ
移動し管理しましょう
※植物によっては
半日蔭を好むものもあるので注意

その後の管理
ここまできたら
ほぼ店で売ってるものに近いです
後はきちんと管理して
しっかりした株にしましょう!
水やり
基本的には
土の表面が乾きはじめたらたっぷり
植物が生育し始める午前中が好ましいです
夕方に水やりすると
植物が間延びしやすいです
ただし
土の表面が乾いてなくても
その日の天候がよかったり
気温が高くなるなどが予想されるなら
水やりをおこないます
天候が悪い場合は控えたりもします
最初は水やりのタイミングが
わかりにくいですが
土の乾き具合を観察しつつ
何度か水やりをこなしていれば
土の乾き具合がなんとなくわかってきます
肥料
ポット上げ後1週間ほどしてから
週に1回、液体肥料を与えます
元肥との相乗効果で
しっかり生長させられます
薬剤
暖かい時期は虫や病気が
どうしても出やすいです
防虫ネットで苗を覆って
物理的に虫が入らないようにしたり
オルトランなどの薬を
あらかじめまいておくのもいいでしょう
まとめ
今回はポット上げを解説しました
ポット上げも基本的には
通常の植え替えと同じ考え方です
根がある程度伸びたら
根詰まりしないうちに
植え替え(ポット上げ)してやることで
よいよい株へと生長させることができるのです
植物も日々生長しているので
わが子のように面倒をみてやらないと
枯らしてしまう原因となることもあります
しかしながら
ポット上げって言ったり
鉢上げって言ったり
園芸用語って
植物の生長段階で
名前が変わることが多いので
なんだかややこしいですよね


