きほんの種まき セルトレイへまく方法

基本の種まき セルトレイへまく方法

店にある植物苗を買って土に植えて育てる…

これが一般的な園芸を楽しむ方法ですが

種から育ててみることでも
見えてくるものもあるのです

・初めての芽吹き

・小さな双葉

・花が咲いたときなど…

自分で最初から育てると
植物がよりいとおしく感じることが
できるはず!

また

苗が売られておらず
種からしか育てられないものもあり
それを育てるのもまた
一つの楽しみ方です

セルトレイで種まきする

プラグトレイとも言われたりしますが
セルトレイを使うと

一度にたくさんの小さい苗を
作れるのがメリットです

苗が育つまでは
手間がかかりますが
たくさんの同じ苗を買うよりかは
種を買って育てるほうが
安価で済ませることもできます

セルトレイで育て続けると
いずれは
根が伸びて土も足りなくなるので
ある程度根が回った段階で
黒いポットに植え替えることになり
そこでまたひと手間かかるわけですが

ようやく店に売ってある苗に近づくのです

セルトレイにまく!

ここからは本題の
セルトレイへの種まきのやり方を
順を追って説明していきます

さぁ、種まきを始めよう!と思っても
資材がないと始まりません

まず資材の紹介をしていきます

資材の数が少し多く見えますが
全部揃えなくとも
代用がきくものありますのでご心配なく!

代可」は代用がきくものです

用意するもの一覧(簡易版)

  • 種まき用土 代可
  • スコップまたは土すくい 代可
  • 土ふるい 代可
  • セルトレイ
  • 育苗トレイ 代可
  • トレイ 代可
  • バーミキュライト
  • 受皿 代可
  • 園芸ラベル
  • 不織布
  • わりばし 代可
  • えんぴつ
  • 新聞紙

用意するもの一覧(画像)

用意するもの詳細

大抵の植物は育てられる
直まきを推奨されている植物
つまり、根を深く伸ばすタイプは向かない
(野菜では根菜類など)

また、種をまける時期も
種により違うので
種袋の裏側の説明を読んで確認しよう

  • 種まき用土 代可

無菌で肥料が入ってないことが条件

種まき専用の土を選ぶと安心

安く済ませるならバーミキュライトのみでも可能

  • スコップ 代可

土の移動時に大活躍

スコップ、土すくいなどが理想

もしなければ、コップのような入れ物でもいいし

手ですくってやることもできる

  • 土ふるい 代可

覆土といって、種まきの後に土を少し被せる作業に便利

キッチン用ザルでも可能

セルトレイに植えた数が少ない場合は

手でも行えるのでなくても大丈夫

  • セルトレイ

種をまくためのメイン資材

今回使用したのは全部で72個の穴があいてるもの

そんなにたくさん植えられないってときは

家庭園芸用にも小さいサイズのものがある

  • 育苗トレイ 代可

セルトレイの移動や管理に便利

下側が網の目のようになり、水が抜けるようになっている

100均などで売ってる
メッシュのトレイでも可能

  • トレイ 代可

水をためることのできるトレイ

種まき後の水やり(底面給水)に使用

  • バーミキュライト

無菌で保水性が高い(乾きにくい)ので

種まき後の覆土(種に土をかぶせること)に最適

粒子の細かいものを選ぶのがポイント

種によっては光を好むもの嫌うものがあるので

種への光の当たり具合を調整しやすい

  • 受皿 代可

種をまく時の入れ物用

作業しやすくなる

  • 園芸ラベル

何をまいたかわかるようにするもの

生育には関係ないけど

何を育てているかわからなくなったら

本末転倒

  • 不織布

夜間の気温が下がるときの防寒用

下がる心配がないならなしでも

  • わりばし

種をまくときに植えつけ穴を開ける際に使用

棒であればOK

  • えんぴつ

園芸ラベルに記入時に使用

ボールペンでもよいが
えんぴつだと消して再利用できる

  • 新聞紙

乾燥防止のためトレイに使用

セルトレイへのまき方

種まき準備

セルトレイに種まき用土を入れる

わりばし等で
余分な土を落とし平らにする

土を湿らせる

育苗トレイ等に
先ほどの土を入れたセルトレイを乗せ
ジョウロなどを使い、水で湿らせる

土が乾いていると
種をまいた後の水やりの時に
水が浸透しにくいため

【ポイント】
水やりの後
下から水が抜けたら
再度水やりする
(2,3回)

こうすることで
土全体に水を浸透させることができる

種をまく

わりばしで土に穴をあける
穴の深さは種の約3倍が目安

そのため小さい種なら
そんなに深い穴にならない

あけた穴に種をまく
→小さい種なら同じ穴に3粒一緒に入れる

3粒一緒というのは
発芽しなかった時や
育ちが悪いものが出た時の保険
というイメージ

覆土する

覆土をしていく
つまり
土ふるい(なければは手)で
バーミキュライトで種を覆っていく

光の好き嫌いで、覆土の厚さも変わる
目安として

細かい種なら
種が少し隠れる程度

大きめの種は
種が完全に隠れるくらい

のことが多い

底面給水(水やり)の準備

※画像は少し小さめのトレイです

トレイに1~2cmほどの水を張る

セルトレイが収まらない時は
トロ舟などを使用するとよい

※トロ舟とは
よく工事現場などでセメントを混ぜるときに
使用されている緑色のコンテナのことです

底面給水する

水を張ったトレイにセルトレイを置き
十分に土が湿るまで(5分ほど)放置する

※底面給水をするのは
ジョウロなどで上から水やりすると
水の勢いが強すぎて種が流れてしまうため

園芸ラベルに名前を書く

上の図を参考に、種袋を見て
・植えた日付
・植物名
・品種名

を記入する

日当たりのよい場所へ

先ほどのラベルを挿し

できる限り日当たりのよい場所で管理する

日当たりが悪いと、軟弱な苗に育ちがち

画像では
乾燥対策で新聞紙を下に引いてます

その後の管理

水やり

苗が大きくなるまでの水やりは
種まきの時と同じように

底面給水がおすすめです!

霧吹きのような粒子の細かいもの
でも可能ですが
苗を倒してしまわないよう
注意しながら行いましょう

本葉が展開してきて
植物がしっかりしてきたら
ジョウロに切り替えてもいいです

とにかく
発芽後は乾燥させないよう
大切に扱いましょう

肥料について

発芽後は種の養分のみとなるため
そのうち養分を補う必要がありますが

まだ発芽したばかりのときは
通常と同じように肥料を与えると
肥料焼けの可能性があります

発芽して最初に出る葉(子葉)が出ますが
その後に出る本葉が出てきたあたり
肥料を開始するタイミングです

通常よりも薄めの液体肥料を
2週間に1度与えます

もしくは

種まき用の固形肥料
植物に当たらない位置に
与える方法もあります

気温について

夜間に気温が10℃を下回るようなら
最悪枯れてしまう可能性があるので

室内に取り込む

不織布をかけるなどして

防寒しましょう

病害虫

清潔な土を使っていても
病原菌や虫はどこからかやってくるものです

虫よけネットをかけておくと
少し安心です

生長後の間引き

1ヵ所に数粒まいた種が発芽して
お互いに葉と葉が触れ合う程度に
生長したら

生育のよいものを残して、抜き取ります

間引かないと
お互いに邪魔しあってしまい
大きく生長できなくなるのです

生長しきったら…

ポットに植え替えます

ポットへの植え替えは別途説明予定!

その状態で生長したのが
よく店に売られているものです

苗を大きくするには
植え替えが必要ですが

中にはあえて
セルトレイのまま育てて
小さい花を作る
という選択肢もあったりします

今日はここまで!(^^)/

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