これはうっかり!枯れる育て方

植物を育てているとぶち当たる壁
それは枯らしてしまうことです
参考書とか見て
やったはずなのに
なぜか、枯れてしまう…
そんな経験ありませんか?
原因がわからないまま
次の新しい植物を育てても
残念ながら
同じことになる可能が高いです
この記事では
栽培時についやってしまいがちな
植物を枯らしてしまう育て方について
解説していきます
目次
枯れる原因はさまざま

枯れるといっても
原因は一つだけではありません
管理方法が悪かったのか
病害虫がついてた
環境が悪かったなど
原因はさまざまです
枯れる原因を少しでも知っておくことで
植物を最悪の事態から守れるのです
以下からは枯れる原因を紹介してます
項目ごとにわけてますので
それぞれを見てこれからの栽培の
参考にしていただければと思います
水やりの原因

水をやりすぎて、根腐れをおこした
症状
根腐れになり、放置すると枯れます
土がずっと湿った状態で
根が思うように呼吸できず
窒息状態になるためです(水に溺れた状態)
原因と対処
枯らす原因の多くはこれ
ともいわれてます
早急に植え替えが好ましいです
できない場合は
乾かし気味に管理して様子を見ましょう
水やりですが
1日1回など回数を決めてませんか?
水やりは回数を決めてはいけません
回数を決めてしまうと
土が乾いてなくても
水やりすることになるためです
一般的な草花の場合
土の表面が乾きはじめたくらいが目安です
水やりの時は必ず
鉢底から水が出るくらいたっぷり
与えましょう
水をやり忘れて、水切れを起こした
症状
しおれて茎が倒れ、次第に枯れます
原因と対処
水がなさすぎても植物は枯れます
水枯れを起こしていたら
早急に水やりしましょう
鉢の中までカラカラに乾いていれば
水を張ったバケツに鉢ごと
つけたほうが確実です
毎日、植物を見るようにして
やり忘れは防止しましょう
一方
園芸書に「控えめ」と
書かれていることがあり
よく勘違いされるのですが
「控えめ」というのは
与える量ではなく
与える頻度なのです
水やりの時は通常と同様
鉢底から水が出るくらいたっぷり与えます
肥料の原因

濃度の濃い液体肥料を与えた
症状
水切れときのように
茎がクタッとしたような症状になります
原因と対処
肥料が規定よりも濃いと肥料焼けします
肥料焼けは、いわゆる塩漬け状態です
濃度の濃い方へ水が移動してしまい
根から水分が抜けていくのです
結果として
思うように水分を吸収できなくなるのです
高濃度の化成肥料を通常と同じ分量与えた
症状
肥料焼けとなります
水切れときのように
茎がクタッとしたような症状です
原因と対処
問題なのは高濃度という点
化成肥料のうち
NーPーKの成分が30%以上で
「高度化成」と区分されます
高度化成は濃度が濃いので
まく量が少なくてすむのが特徴です
そんな高度化成を
普通の化成肥料と同じ分量与えると
どうなるでしょう?
もちろんそれは肥料のやりすぎとなり
肥料焼けの原因になります
肥料を使うときは
必ず肥料袋の説明を確認し
適量を使用しましょう
生育してない時期に肥料を与えた
症状
肥料焼けとなります
水切れときのように
茎がクタッとしたような症状です
原因と対処
宿根草などは生育に適さない時期に
休眠して生育を停止しますが
そのような時期に肥料を与えても
植物は肥料を吸収しません
休眠する前は葉の色が黄色っぽく
調子が悪く見えるため
肥料をあげなきゃ!となりますが
水分が奪われる肥料焼けの原因となり
植物が生育を停止してる時期は
そっとしておきましょう
図鑑などで花終わりの時期などを
把握しておくことが重要といえます
肥料をほとんどやっていない
症状
大きく育たず
小さいままだったり
葉色が悪くなったりします
病気や害虫への抵抗力も弱くなるため
枯らす原因となります
原因と対処
「土に元肥が入ってるから安心」
「肥料やったからもういらないよね」
ではなく
肥料効果がどのくらい続くか?を
把握しておくことが大事です
基本的に元肥だけでは
大きく生長させるための量がないので
追肥という形で
肥料を補わないといけません
後はとにかく
肥料は忘れずに!です
必要以上に窒素分の多い肥料を与えすぎた
症状
茎葉ばかりがのび、実付きが悪くなったり
病害虫にやられやすくなります
原因と対処
窒素分を必要以上に
吸収してしまったことが原因です
そもそも
肥料をきちんとやってるのになぜ?
となるのですが
例えば畑での栽培で
油かすのような窒素肥料だけを
じつは多くまきすぎていたり
じつは前回栽培時の肥料分が残っていて
窒素分が必要以上になっていた…
などが考えられます
特定の肥料ばかり使用せず
成分の違う何種類かの肥料を
使い分けるなども方法の一つです
またいつも通り適当に施すのではなくて
肥料の成分表を見て
施す量をきちんと計算することが重要
だと言えます
植え替え直後に液肥を与えた
症状
肥料焼けとなります
水切れときのように
茎がクタッとしたような症状です
原因と対処
植え替え直後は
根を触ったり切ったりで傷んでます
液肥は1~2週間はがまんしましょう!
早く元気になってほしい!と
液肥をやってしまうと
根は傷だらけの状態なので
肥料焼けになりやすいのです
人間で言うと
擦り傷がある状態で海に入る
みたいなイメージです( ゚Д゚)
もしなにか与えるのであれば
活力剤(メネデールなど)を与えると
傷んだ根の保護や発根など
生育を促してくれます
管理の原因

株が育ちきってそのまま放置し根詰まりをおこした
症状
根詰まりは鉢の中が
根でパンパンになっている状態です
水の吸収や根は呼吸がしにくくなり
根詰まりのまま放置すると
次第に根が枯死(根腐れ)します
原因と対処
根詰まりに気が付いたら
早めに植え替えをしましょう
根詰まりは
・水やりしてもなかなか土に染みこまない
・鉢底から根が出てきている
などで判断できます
農薬の濃度や種類が適切ではなかった
症状
葉に異常(黄変、奇形、枯れこみ)などが
見られるようになり最悪の場合は枯死します
原因と対処
希釈して濃度を調整するタイプの農薬には
注意が必要です
希釈倍率を間違わないよう
農薬のラベルの説明をよく確認しましょう!
また薬には
「適用作物」が記載されてますが
記載のない適用作物以外の植物には
安全の観点から使用は控えます
病気や害虫に気づかず放置し適切な処置をしなかった
症状
病気や害虫を放っておくと
植物が次第に弱っていき枯れます
原因と対処
水やりの時にでも
植物を見るようにしましょう!
毎日見ていたら
虫や病気など些細な変化に
いち早く気づくことができ
対処できます
日々の細かなチェックが
早期発見につながるのです
単に寿命
症状
枯れこんできます
原因と対処
一年草だと基本的に時期が来れば枯れます
植えた植物は何月まで生育するのか?
事前に把握しておきましょう
土の原因

土の水はけが悪かった
症状
根腐れになり
植物全体に元気がなくなり
次第に枯れます
原因と対処
水はけの悪い土の特徴は
・水やり後、土の上に長いこと水が溜まってる状態
・土が乾きにくく常に湿っている
のように
非常に根が呼吸しにくい土ですので
根が呼吸できないと窒息(根腐れ)します
微塵(粉のような細かい土)が多かったり
粘土質の場合が多く見られます
土自体に問題がある場合は
次のように
改善する、交換するなどの対応をします
・土壌改良材(パーライト等)を混ぜ込む
・新しい培養土に植え替える など
ちなみに培養土の質は値段そのものです
よい土ほどコストがかけられています
土壌酸度が適正でなかった
症状
植物が健全に生育できず
弱々しい感じになり
病害虫にやられやすくなります
原因と対処
日本は雨が多い気候なので
外で管理するものは
どうしても酸性寄りになりがちなので
酸性寄りの場合は
定期的に石灰をまくなどの対策が必要です
アルカリ性寄りの場合は
ピートモス(酸度未調整)などの
土壌改良剤を混ぜ込むなどします
そもそも土には
通気性、水はけなどを考慮する他に
酸性なのか?アルカリ性なのか?
という特徴もあります
多くの植物は弱酸性(5.5~6.5)が
生育に向いているとされており
弱酸性での栄養分の溶け出し具合が
もっともよいためです
酸度が高すぎたり低すぎすると
一定の成分が過剰に溶けだしたり
肥料分が極端に溶けだしにくくなったり
根の生長を阻害するのです
しかしながら、中には
ツツジ、ブルーベリーのように
酸性寄りを好む植物もいれば
ホウレンソウ、ハーブ類など
アルカリ性を好む植物いるわけです
植物が好む酸度も
あらかじめチェックが必要と言えます
酸度のチェックには
・酸度測定アースチェック液
・土壌酸度計
などの商品を使用します
前回育てた植物と同じ科の植物を続けて植えた
症状
同じ科の植物を続けて育てると
俗にいう「連作障害」になります
植物の生育が極端に悪くなり
病害虫のリスクが増えます
ひどい場合は枯死することもあります
原因と対処
特に野菜に注目されがちですが
草花においても
連作障害が起こりえるので
毎回違う「科」の植物を植えること
つまり輪作が好ましいのです
いろいろな植物に挑戦してみるのも
楽しいものですよ
環境の原因
植物が苦手とする場所に置いた
苦手とする場所に置いた一例として
- 光を好む植物を、光が当たりにくい場所に置いていた
- 暑さが苦手な植物を直射日光の当たる場所に置いた
- 湿度を好む植物を、空気の乾燥しているところにおいていた
- 乾燥を好む植物を、湿度の高い場所に置いていた
- 高温多湿の時期に風通しの悪い環境の場所に置いていた
一例のように
植物が好む環境と正反対の環境では
正常に生育することが難しいです
症状
・生育が悪くなる
・花や実付きの悪化
・根腐れ
・病害虫がつきやすい
など
また、光が少ない場所だと
日に当たろうと茎をのばし
徒長しやすくなります
その結果、ヒョロヒョロと軟弱に育ちます
原因と対処
育てる植物の好む環境に置きましょう
事前に植物の特徴や育て方を
調べておくことが大事です
できない場合は少しでも
好む環境に近づけるようにします
日差しが強い→遮光ネットをかける
湿度を好む→定期的な葉水
乾燥を好む→雨の当たらない場所
といった具合です
これはほんの一部

ここまで
よくやりがちな枯れる育て方を
紹介しましたが
共通して言えることは
- 自身の育て方や方法が失敗している
- 植物の環境に合っていない
の2点です
枯れてしまったら
まずは自身の育て方を見直しましょう
水やり、肥料、薬剤など
正しくできていたでしょうか?
そして大原則なのが
植物の好む環境に合わせてあげる
ということです
そもそも植物の好まない場所に置くことは
枯らす原因になるので
繰り返しになりますが
植物の特徴を知ることは大事です!
そうすることで
植物と長いこと付き合っていけるのでは
と思ってます


